2026年、新トップランナー第三次判断基準の改定が行われる事により油入トランスの寸法が大きくなる傾向となります。トランスの寸法が変わった場合、既設寸法に収まらない設備が極端に増加してくる恐れがありますので、様々な理由により近々にキュービクルの更新を計画される場合、十分な計画を練る必要が生じてくる事となります。併せて直列リアクトルが設置されていないキュービクルも多々存在しますので、放熱、換気設備、機器類の離隔保護の意味でもスペースの確保を押お勧めします。
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急速なLED化への更なるシフト
大規模修繕に係るHID照明器具につきましてメタルハライドランプは修繕対応が可能でしたが2025年3月頃よりメーカー在庫が無くなり次第発注停止となる運びとなりました。安定器につきましては10月一杯までは大口の受注を受けますが2025年1月で生産停止となります。今後はLED化へのご検討をお願い致します。
電線・ケーブルについて
6600V 高圧ケーブルや高圧継電器系機器につきましては品薄が常態化しており改修を行うのに長い期間を要していますが日常的に使用します600Vケーブルについても現在発注停止の動きが加速しています。概ね2月過ぎには改善すると言われていますがその主なものとしてCVT CV の14SQ以上とIVの太いもの 高容量・又多機能のブレーカーなどです。改修をご検討される場合執行期間に余裕を持たれますようお願い申し上げます。弊社としても引き続き情報収集と入手に努めてまいります。
ケーブル管路調査
地中管路でケーブルの行先が不明の場合通電状態で探査する機材も存在しますがベビーコンプレッサーで圧力を調整しながらエアーを注入して行先で吐出があるかで判断する方法を取る場合があります。この方法は途中にハンドホールがある場合細切れな調査となりますが極めてアナログな手法ながら確実性の高い方法として採用しています。停電が出来ない環境で効果を発揮しています。
ゴムキャプタイヤコード
移動電線として使用されますゴムキャプタイヤコードですが経年劣化に伴いひび割れがあると内部がてきめんに破損しやすくなり感電や漏電の原因となりやすい為傷の有無は日々チェックが必要です。。弊社では使用機器や環境によって変更可能な場合水の影響を受けにくい600V VCTケーブルへの変更を行っています。使用電圧が低い場合300V VCTも製品としてはありますが使用電流値が許容電流に近いと熱害での被覆硬化による痛みも早い為です。
外灯ポールメンテナンス
漏電ブレーカーが働く要因としてまず最初に疑うのは外に設置されているものです。経年劣化に伴い外灯器具が付く鋼製ポールも原因のひとつで内部に照明の電源ユニットや開閉器などがある場合外的要因で水の侵入があると水位が上がり故障し漏電を誘発します。埋込式ポールの場合上部からの侵入箇所の確認を行い疑わしい箇所があればシーリング。下部は定期的に水抜きするか写真のように上昇を止めるため穴開けをします。底面に激しい腐食があれば倒壊する可能性も出てきますので更新をお勧めします。
サイトをリニューアルしました
多くの経験を活かしお客様の求める多様なニーズに応えて参ります。今後とも宜しくお願い致します。
高圧→低圧化について
現在使用しています電気使用量が電灯動力合わせて50KW未満であれば低圧にする事により高圧受電設備の高額な設備更新を避ける事が出来るメリットがありますが、ここ数年の電気代高騰により現在の高圧受電より電気代の支払いが上がるケースが多々あります。又低圧化に関しては需要家様での都合による改修になる為電気工事会社の工事と別に電力会社側での工事の負担金がお客様に発生します。管理されています電気主任技術者様と相談頂き総合的な判断を行った上での選択をお勧めします。
EVコンセント設置について
EV充電コンセントの設置は単相200Vからの使用と定義されています。これは電灯回路の両端(RTからの使用とされていますがこの理由は3相動力から使用しますと片側の相からの取り出しとなる為電柱側での引込バランスが崩れるのが主な理由となっています。3相200Vからの使用は認められていないのでご注意下さい。使用にあたってはタイマーなどを使用し夜間充電の設定をする事によって日中契約電力以上の電流が流れないようにする設定が望ましいです。
6KV EM-CETケーブル劣化について
引込電柱における高圧ケーブルの固定ブラケットにおいて当初物理的に確実な施工が施されていても概ね10年以上経過したケーブルにおいて絶縁が良くないと電気主任技術者様から指摘された場合は早めのケーブル更新を推奨します。様々な劣化要因があるなかで道路に近い場所に設置されている為微振動など様々な要因により端末処理部分でずり下がりが生じ地絡事故を誘発する事例が増えています。
EE(耐水)高圧ケーブル標準化
耐水性の高い高圧ケーブル(EE)を標準工事としておりますが官公庁でもEEの採用に踏み切って頂いた事もあり一般高圧ケーブルより信頼性、耐久性があるケーブルとして標準的に使用させて頂いております。ハンドホールの中は地域性もあり水の侵入が防ぎにくいのでケーブル品質は大切な要素となっています。
飼育系建物内の電気設備
飼育系の建物では電気配線を守る為防鼠防虫の為完全に鋼製電線管又は塩ビ管などで保護をする必要があります。合成樹脂可とう管では防ぐのは難しく辛子成分の含まれたテープ、防鼠パテなどで保護します。既存の改修や不具合等で調査を行いますと露出配線で行われている電線が短絡したり断線しているケースが見受けられます。
空調室外機の保護
空洞のある空調室外機では日常的に人の立ち入りが無い屋上などにおいて鳥類が巣作りの為に内部に草を入れてしまい故障の原因となる要因を作り出します。不自然に枯れ草が入っていたりする時は網目の細かいネットを使用するなど吸排気の妨げにならないように設置も一案です。
施設における設備コンセント選定
外気温との差が生まれやすい施設などでは室内でも壁に汗をかく環境が多々あります。完全露出させた配管環境であればメンテナンスしやすいのですが古い建物ではCD・PF管が認可される前のコンクリート隠蔽の鋼管配管で湿気の侵入が多く配管をつたうなどして水が溜まり漏電の原因となりうる場合があります。屋内でも防水型を使用したりボックス受けしてから設置するなど水分の逃がしを作る事で事故を防ぎます。
災害時の緊急対応について
台風や交通事故などにより電気設備を著しく破損し供給が断たれた場合一刻も早い復旧を目指すのですが資材の種類によっては調達が難しいものも多くあります。その場合最低限安全を担保する遮断装置や仮設・中古資材などを駆使しその場を凌ぐ場合もありますのでご容赦下さい。
110(86)Wタイプ2灯用相当LEDは200Vのみ
直管蛍光灯をLED化更新する際の調査は露出であれば器具跡を隠す寸法にしたり埋込サイズを合わせたり既存のW数を見たりするのですがインバーターの恩恵で電圧まで調べなくても問題無い、と言いたい所なのですが注意点は110W又は86Wタイプの2灯用相当(ライトユニット)で、使用電圧が200Vのみとなります。1灯用相当であれば100Vも200Vもあります。明るさを求める場合電圧変更となるのですが他の負荷と共有が無いか場合によっては単独回路の設計を施す事となります。将来的に2灯用も電圧フリーになるかもしれませんが現在は発展途上です。 (写真 本厚木駅地下道)
使えれば気づかない極性違い
軽微な改修で稀に遭遇するのは芯線の皮剥き不具合と極性違いです。一般コンセントでは普通に使用出来てしまう為気づかないのですが通電された芯線の露出は非常に危険で漏電すればブレーカーが働きますが表面に見えない箇所での埃などによるトラッキングでの短絡は造営物に引火し火災の原因になります。制御配線や最近のLED化などでは極性が合わないと点灯しなかったり破損もあります。施工などで不具合を発見した時は随時報告をし修理させて頂きます。
構内架空線管路の伐採作業
公共における配電線管路については所轄電力会社の責任において樹木伐採を行っていますが需要家さんの構内について6600Vなどの配電線が接近している場合については電気工事会社の施工が安心です。設備委託管理される電気主任技術者様とのタイアップにて施工を行います。
油入変圧器オイル劣化診断
油入変圧器の劣化診断要素はまず第1に絶縁測定となりますが油成分の一診断要素に温度管理や色の診断があります。年次点検の際3年に一度程度の頻度で確認します。この診断は前提として先にPCB混入の診断を行い値が規定値以下である条件が求められます。低濃度(ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(平成13年法律第65号)と診断された場合2027年3月までに処理が必要な為管理されている電気主任技術者にご相談下さい。
低圧配電線での毛細管現象
屋外電柱よりハンドホールを介しパネルまで配線されている幹線200SQにて絶縁が悪くバック端子部下に水が落ちており屋根部分の破損と勘違いする程の量でケーブルを更新しましたが切断撤去してからの廃電線1週間置いても芯線内から水が出続けていました。幸いにも事故を起こす前の更新となりましたが電柱部分接続部の経年劣化によるテープ等の剥がれが原因でした。
LED照明の配光について
LED照明が席巻し始めた初期の配光特性として狭角照射が取り沙汰される事がとても多くありました。まだまだこれからも進化を続けるLED照明ですが昼白色 昼光色 温白色 電球色など使用する環境により様々な選択肢がとれるようになり、又照射角も超広角 広角 中角 狭角など配光特性も細かく設定が行えるようになっています。目に強いという印象もありますが今後更に改善されていくでしょう。
図面の無い作業でのリスク回避
公共道路上での掘削工事は非常にリスクが伴います。ガス、水道、光ファイバーなど様々なインフラ設備が地下を通っています。残念な事に図面があってもその通りになっていない事もあります。機械での掘削は工期短縮には強い味方となりますが写真の事例のように管轄で管理をされている機関への確認依頼をします。この場合外灯工事基礎寸法の50cm横に光ファイバーの母線管路があり、フェンスの場所に縦に基礎跡が1m 基礎部分ポールを建てる位置90度縦横に雨水配管の幹線がありました。時間がかかっても手作業で掘削することで発見する事が出来ました。
電流値ロガー計測
現在使用している契約電力と実使用アンペアの比較調査を行います。アンペアブレーカーは現在スマートメーターへの移行により機能的に不要となっていますので改修等の工事が発生した場合は撤去が日常的な作業になります。(そのままでも大丈夫です)では普段どれくらい使用しているのか?を計測するのがロガーとなります。日時、MAX MIN 簡易電力量など任意の間隔で計測が可能ですので契約変更時の目安となります。
屋外キュービクル再塗装
屋外に設置されているキュービクルは経年劣化で錆の発生が伴いますが外観に損傷無く雨漏りの兆候も無いのであれば腐食防止の為再塗装の手立てもあります。再塗装ではまずささくれた部分や錆で生まれた突起部分除去及びケレン掛け、ピンスポットな穴であればウレタンコーキングを施し乾かします。その後ペーパーをかけ次に下塗り 中塗り 上塗りの三段階を踏みます。
検定付子メーター交換について
集合計器盤及び各戸テナントさんでの検定付メーター更新について検定切れとなりデジタル式への更新後急に電気代が高くなったというお話をよく相談されますが更新前の円盤式鉄心型のメーターにて正確な計測が出来ていなかった、又は不具合があった為に起きる状況な事が多いです。季節による電気使用の変化や何か新しく機器を導入したりと変化が無い場合は丁寧な説明が必要となりますので現場の状況をよく調査した上で説明を尽くすことになります。
台風災害への対応
台風やゲリラ豪雨などは想像もつかない影響をもたらす事があります。立木は当然接地していますので6600V架空線に接触し擦り続ける事で被覆を向き地絡事故を誘発してしまいます。配電線路に近接する樹木の成長は想像以上に早いので伐採メンテナンスを怠らないようにします。
20WクラスのLED化による省エネは発展途上
早く交換すればそれだけ省エネ効果も高まる事は言うまでもありません。お勧めするのは常時点灯させている場所ですが、では更新した時の費用、、既存が20W又はそれ以下のものに関してイニシャルとランニングの比較はかなり現在狭いのが実情です。倉庫や納戸など普段あまり点灯させるような事が少ない場所は慌てずにランプが切れたらLEDにする機会が来たと思って下さい。40Wクラスであれば半分位の省エネ率になります。
構内架空低圧管路ピン碍子保護
高台での架空管路で数径間に渡りケーブルを支持している老朽化した碍子が台風で破壊され腕金に乗ってしまう事態が生じました。修理には高圧用の碍子を使用しましたが再び破壊される可能性もあった為厚手のゴムパッキンにて碍子下部で下駄を履かせ強度を上げました。使用しているのが低圧線でしたので行えた苦肉の策です。
外灯ポール内開閉器は防水ブレーカーに
構内構外問わずポール式照明はどこにでもある一般的な電気設備ですがポール内に組まれている開閉器はCKS(爪付ヒューズ式開閉器)、又時には安全ブレーカーが使用されていたりします。ところが経年劣化で漏電ブレーカーが働いた時、その原因として照明本体、配線、接続箇所など様々な原因が見受けられるようになりますが、このCKSにも注意が必要です。CKSは内部の鉄板ベースにネジ止めされていますがCKSの製品裏側に製品上のパテ埋め部分がありその部分の劣化で充電部と鉄板が電気的に繋がりやすくなる事があります。原因がなかなか解決しない時このCKSを浮かせて再度絶縁測定をしてみるのも1案です。CKSが原因でしたら最近主流の防水ブレーカーへの交換をお勧めします。
自動点灯タイマーの選定について
外灯などに使用するタイマーですが最近は多機能型のデジタル式が主流になっています。 ところが自動点滅器を併用していないなどの理由で夏冬での時差調整を行う時一般ユーザー様が難儀する為敢えて針を倒すものや簡易的なものを敢えて使用する事を推奨しています。勿論不意の停電などの対策に停電補償付のものを取り付けるようにしています。
キュービクルへの水の侵入防止
最近のキュービクルは精密機器類保護する事を目的として変圧器の容量や数によって換気扇を付けたり底部の措置によって放熱をしていますが昨今のゲリラ豪雨などにより内部に水が浸入する事があり屋上などの場合電線管をつたって下階の雨漏りを誘発してしまう事があります。その場合は貫通している配管周囲をシール詰めするのですが問題は周囲の穴でキュービクルの直ぐ脇にエレベーター機械室などの外壁がある場合大雨の時は大量の水跳ねで侵入してしまいます。主任技術者様との相談でアルミ板等で部分的に塞ぐ事で対応します。
器具改造におけるLED化
照明器具のLED化について今はポピュラーな改修更新工事となっていますが器具改造でのLEDは本体の更新に比べて施工単価が安価となる傾向があります。が、長年使用した照明器具を更に延命させる為ソケット部分の熱による樹脂部のダメージ、同じく電源線差し込み部分の状況を点検する必要があります。弊社では照明器具本体の更新を主に行っています。
昇柱時の安全確認
昇柱時安全確認を行う中で構内柱についても学んだ同様の安全確認を行うのですが足場ボルトの劣化状況やバンドなどで設置されている既設の造営物にも最新の注意を払います。構内における写真での危険は6600Vのケーブル支持バンドで違う目的の架空線支持に利用していた大変危険な設備です。日常的な作業の中でもこうした目視点検は常に行っています。
適材適所の資材選択
電設資材については使用する場所の環境によって様々な選択肢があります。ケーブルの種類、配管材、機器類と機能、使用の仕方などヒヤリングも行いながら選定します。
看板灯のLED化では昼光色を推奨
蛍光ランプの用途に応じたランプ色に迫るべく各メーカーさんでも開発が進み演色効果の高いLEDランプが出てくるようになりました。昔の白色に相当する蛍光ランプも今考えると白くは感じにくくもっと見やすいものを求めた結果昼光色なるものが出ていましたが、直視すると眩しくあまり好まれない傾向にありました。後に3波長蛍光ランプの出現によって太陽光に近い自然の光に近い性質なものが主流となりました。現在もLEDランプは昼白色タイプが主流となっています。しかしこの看板に内蔵する蛍光ランプでは昼白色タイプより昼光色の方が向いていてよりくっきりと看板を際立たせることが出来ます。看板は昼光色の使用がお勧めです。
ハンガー収集家
夜間照明施設の点検時期には懸念する事案がありカラスの繁殖期ハンガーを集める習性がある為事前に目視にて収集家がいるかどうか確認を行ってから除去にとりかかります。放置すると近くの電源ユニットが発熱したり接続ケーブルが損傷を受けてしまいます。除去は繁殖の時期を外します。
第35回あつぎ技能際に参加(厚木市電設協会)
第35回あつぎ技能際に厚木市電設協会が参加 今回は延長コード作りを行いました。電気の豆知識になりますがWは0を2つ減らせばAになります。1500W→15A
漏電ブレーカー動作について
漏電ブレーカーが落ちた症状に伴う原因調査については1)一度全てのブレーカーを落とす2)主ブレーカーを入れる 3)分岐ブレーカーを一つづつ上げる この操作で原因となるブレーカーを入れた時に主ブレーカーが落ちる事で特定範囲を狭め、原因以外の電気を使用しながら電気工事業者を待つ事が出来ますが、古い漏電ブレーカーは本体の故障や流れた高調波で動作してしまう事も起きますのでその他の要因の一つともなります。又落ちた時の時刻や何の電源を入れたら落ちたなど出来る限りの情報収集をお願いします。修理に関しての原因追及の精度を高めます。
地上波デジタル配線について
昭和中期後期に主流だったのは上の5C-FBでしたが地上波デジタルへの移行に伴い中間に遮蔽シールドの入った下のS5C-FBが主となりました。ケーブルを交換せずとも現在視聴出来ていれば非常に配線環境良いか幸運という事になりますが設置されていますTV端子はねじ込み式は製品的に廃止され現在は接栓での接続が必要になります。4K 8K となると遮蔽シールドの配線は必要不可欠となります。
6都市合同クリーンキャンペーンに参加(厚木市電設協会)
2015年5月17日にも相模川のクリーンキャンペーンに参加しました
ランプ交換時は電気を切るのが鉄則
最近でこそ施設用照明はLED化を施す事でランプ式のものは交換の頻度が減り、ユニットタイプのものはカプラーのはめ換えで済むようになりましたが。従来型に限らず必ず電気を切ってから交換を行いましょう。特に図のような従来の蛍光灯においてのソケット引き出し型は構造的に点灯状態で触れるのは危険で横に震わすような動作をすると感電の可能性が高まります。
鋼製配管工事
樹脂管配管が充実してまいりましたが鋼製配管は現在でも無くてはならない工法です。電気工事士の中でも不足なくパイプを造営物に沿って配管する従事者が高齢化に伴い減り始めています。次代を担う若い電気工事士さんにも是非先輩方の指導によって充実したスキルを習得し繋げていってほしいと願います。
電気設備は振動に弱い
電磁開閉器の1相が激しく焼損した原因ですが直ぐ傍らに振るいの機能を持つ大型機器が設置されていました。設置する機器の特性を考慮した上で配置の決定をお願い致します。現場の特性としてその位置にせざるを得ない場合は定期的な日常点検及び増し締めを行う事で事故防止に繋がります。
水銀灯ランプについて
中規模・大規模の屋外電気設備に主に使用される水銀灯ですが平成25年10月10日をもって含有量に関係なく製造・輸出入が禁止となりました。が、代替がまだ難しいメタルハライドランプ(輝度の一定条件を必要とする公式試合を伴うスポーツ施設など) 高圧ナトリウムランプ(道路照明) 紫外線ランプ(殺虫ランプなど)は規制の対象外となっています。(いずれ代替ランプの開発が成功すれば廃止となるでしょう)多灯式の屋外設備(公式試合を行うスポーツ施設)では不点灯となって1台だけをLEDに換えると配光特性が乱れる為400Wクラス以上のLED化は不点灯となると器具もと更新になるので大きなハードルとなっています
停電作業前の留意点とNET設定について
急にNETが繋がらないなどの不具合が出た時は慌ててネットワークの設定をいじらず、ネットワークが接続されているかの確認をして下さい。繋がっていない場合まずはルーターを一度切って3分程度待ってから再度電源を入れます、夏季の場合HUBの熱暴走も原因の一つになる場合もありますが悪天候やインフラ側の一時的な不具合も最近は増えてきた気がします。停電作業を行う時は事前にお客様への声掛けとして1)冷蔵庫・冷凍庫など温度管理をしている機器 2)熱帯魚などの生き物 3)サーバーなどの急な電力喪失でダメージを与えかねない機器 4)タイマーなど時間設定をしている機器 5)セキュリティ会社と契約をされている 6)エレベーターのある施設 他、事前に確認をさせて頂いており、必要に応じて仮設電源を確保します。
不可解な製品との遭遇と事故回避
施設管理の電気主任技術者様からの緊急連絡を受け現場に急行した所キュービクルの中で通電された状態で焼け焦げている状態のものを確認しました。電気主任技術者様もご存じ無くお客様サイドで設置されていたものでしたので急遽停電を実施し撤去を行いました。配電盤から負荷設備に送られている配線の間に割り込ませてあったものですが何かしらの節電を促す機器?新たに電気設備を増設改修を検討する時は必ず先に電気主任技術者様に相談をお願いします。
ケーブルの圧縮率
電線・ケーブルのサイズを測る時表示・又は記載が無いものも多々あります。絵のような物差しも存在しますが最近は中にある銅の圧縮率を上げる傾向にあり見た目より1サイズ細く見え表記をよく見てから施工します。逆に昔のケーブルでは外装被覆は太くて中が細いものが存在します。後者の方がとても危険な要素をはらんでいる為(8SQに見えるが中の銅を確認すると5.5SQ)かなり古い配線設備との絡みがある時は確実に芯線の太さを確認します。
コンクリート柱の劣化
構内柱や照明塔にも使用されるコンクリート柱ですが経年による劣化の状況を目視で判断する時最上部の状況がどうなっているか確認します。上部が欠損、破損していると水が侵入し内部の鉄筋の腐食を極端に早める事になり大変危険な設備となってしまいます。発見すると一時的にシーリング材で穴埋めしますが建替えを検討する要素となります。
動力配電盤改修時のトラップ
昔のタイプの配電盤にて漏電が防げない事やヒューズが飛んだ時に入手が困難な開閉器に苦慮する為
内部配線及び漏電ブレーカーでの更新を行う時電気工事店の確実な施工前調査として検相確認があります。古い配電盤は注意が必要でR(赤)S(白)T(青)が交互になっていたりします。ブレーカーで改修する時間違えて色通りに並べてしまうと列分2次側機器が破損又は故障などお客様に大変な損害を与えてしまいますので確実に電源側、そして2次側でも既存の通りか検相及び動作確認を行い更に正逆の表示を行います。
保護色を目指す
配線する時隠蔽管路が無いなどどうしても露出で行わなければならない場合出来る限り隠したいものです。最近は木目も何種類か薄いものから濃いものまでかなり造営物に近い色が製品として充実してきていますので出来る限り見た目も気を使った資材選びを行っています。
古い漏電ブレーカーは誤動作又は動作不良の原因
漏電ブレーカーは漏れ電流を検知し瞬時動作し火災などの事故を防ぐ製品ですが古いものは漏電していなくても最近増えてきたインバーターを使用する機器などを起因として誤動作する事があります。又ブレーカー本体に原因がある為負荷が無くても動作する事もあります。故障診断には漏電ブレーカーテスターによる動作試験を行いますが機器の老朽化は逆に動作しないリスクを伴いますので事故防止の為にも基本的に更新をお勧めしています。
電気用ハンドホール
構内配線は図面化してあっても実際の配線が何に使用されてるのか中間箇所ではなかなか確認が出来ないものです。敷設ケーブルについては通常事故防止又管理上ケーブルに行先表示を行います。
新建築社様 掲載記事
日本を代表する建築の専門誌 「新建築」10月号に弊社施工の物件が紹介されました
タコ足配線と結束の注意喚起
配線系統に異常があれば遮断をするのが漏電ブレーカーや安全ブレーカーですがタコ足での加熱、トラッキングなどの短絡などブレーカーが遮断しても間に合わない現場側の出火事例が多々あります。使用する注意点としてまずケーブルを輪に丸めない(小さく丸めて大きな電気を流すと電熱コイルを自ら生成してしまう事になります)見た目は悪くても大きくいってこいして下さい。そして差込口の抜けかけ使用、口部分の隙間を無くして下さい。又図のような状態は避けて下さい。コンセントは15A規格でも平行コードの種類によっては10Aまでしか使用できない電線が使われている事が多いのでお手持ちの電線に記載されている表記を再確認お願いします。
TVの視聴不具合と故障診断
TVの視聴時、突然画面で受信出来ませんなどの弱電波表示、地デジになったからはアナログ受信とは違いグレーの領域は無く 映るか映らないかはっきりしています。古いTV端子はねじ込み式の為漏洩率が高く損失も増える為接栓式のTV端子に交換をお勧めしますがTVブースターの故障診断はTVチェッカーが無いと行えません。今まで問題無く視聴出来たのに突然観られなくなった、天気が悪い日に映らない時があるなどヒヤリングしながら修理の参考にしますので不具合の際は可能な限りの情報を下さいますようお願い致します。
PCB入蛍光灯安定器保管箱
低濃度のPCB含有が疑われる蛍光灯安定器の調査及び撤去、そして仮収容ですが処理運搬されるまでの間は換気の良い場所に蓋をして収容します。必要に応じて開封する時はマスクやゴム手袋などを装備して品物に直接肌を当てないようにします。少量であれば耳付ステンレスのプルボックスで保管か、量が多い場合はステンレスのドラム缶で仮収容を施します。勿論漏れの疑いがあるか否かの目視確認は怠れません。収容もなるべくきっちり効率良く収めたいものですがスーパーの特売スキルが役に立つかもしれません。
ケーブル行先表示の必要性
改修工事などで初めて携わる現場はまず既存の配線環境がどうなっているかを見極め施工の参考とするのですが回路繋ぎ換えの時電圧や電流は分かれど何に使用しているのか一見見ただけでは不明な配線が非常に多く見受けられます。小規模分電盤などの更新時は工期を圧迫しない範囲で同時に調査を行い表示を行うようにしています。これにより何か不具合が生じた時ユーザー様サイドでも管理がしやすくなります。
木柱について
まだ現役で使用さている木製の柱ですが経年劣化による腐食により倒壊の可能性が日に高まります。目視では気づきにくいものの試掘すると断面積が半分を切っていていつ倒壊してもおかしくないものも散見されます。順次亜鉛メッキ製鋼管ポール又はコンクリート柱への建て替えをお勧めします。
高圧ケーブル引込配管について
高圧ケーブルの更新事引込柱立下り配管がPE管(被覆付厚鋼電線管)で尚腐食が進んでいる場合(写真は極端な事例です)同時に露出部については亜鉛メッキ製の厚鋼電線管(G管)への変更が必要になります。ケーブル交換時腐食が外に進まず内側に飽和していく為刃先のようにケーブルを傷める為そのまま更新すると新しいケーブルまで致命的な傷を付けて最悪の場合送電出来なくなります。
葛野川水力発電所見学(厚木市電設協会)
厚木市電設協会にて葛野川水力発電所の見学に参加しました。
地中に埋まっている配管
電気設備の安全維持に欠かせない絶縁測定ですが値が悪い場合先に目を向けるのは屋外設備です。電柱から地中を通り配電盤へ向かう幹線配線路に異常な値があり掘削を試みると図面に記載の無い給水配管から漏れ出した水が腐食して破損した配管に浸透していました。絶縁破壊の起こりにくい低圧ケーブルでも適時更新が必要な事は言うまでもありません。
自動点滅器点検更新
屋外灯などに使用する自動点滅器ですが経年劣化などの理由により電線をネジ止めする旧型タイプは緩みやカバーが取れてしまっているなど事故を誘発する要素となっています。現在ねじ止め式のものは販売されていませんが古いものを使用している場合は直接圧着するリード線式への交換をお勧めします。(写真はカバーが外れて雨水が浸入し短絡した事例です)
厚木市優良建設工事表彰
厚木小学校東棟校舎便所他改修(電気)工事にて優良建設工事表彰を受けました。 写真提供 日本工業経済新聞社
地元青年部会主催研修会
神電工組青年部会主催によります改正建築基準法に伴う耐火処理材施工方法の研修会に参加しました。改正前BCJ評定から国土交通大臣認定となり2時間耐火から1時間耐火への移行に伴う資材(タフロック60)の施工方法実習が行われました。
収めが繊細なフロアコンセント
コンクリートベースにボックス、管路が埋められているフロアコンセントはとても漏電しやすい環境にあります。通常の使い方で不具合は起きないのですがが、まず留意する事は床Pタイル等の水吹き掃除です。コンセントの隙間から水滴が入り少しづつ侵入し水分が蓄積します。又接続するスペースが少ない事もあり配線の流れに沿った綺麗な収め方が必要になります。改修に行くと線が傷ついていたり差し込み型コネクターでの施工がされていたりしている事があります。弊社では基本外部同等の接続(スリーブ・キャップ・自己癒着テープ巻き)をします。これなら多少の湿気を吸ってしまってもコンセントへの接続部に侵入さえ無ければ概ね安全な状態を保つという判断です。昔は回転するタイプでしたが最近はアップ型になっていますので電線にも優しく製品的にも進化しています。
リニューアル研修会参加
不定期に開催されますパナソニックさんの研修会に参加しました。省エネの為のリニューアル商品についての詳細な情報を仕入れることが出来ました。
建通新聞様掲載記事
建設に関わる新聞に3回に渡り「遊歩道」コラムを掲載させて頂きました。
共用部分軒下照明の漏電について
屋外における共用部軒下照明ですが最近起きるゲリラ豪雨などにより本来降りかからない場所まで横殴りの風雨が照明にあたり漏電するケースが増えています。最近の工事では通常防湿防雨型を使用する事が通常ですが古い設備では非防水型が使用されている事があり共用の主電源が落ちてしまい電話やインターネット、TVブースター電源なども使用出来なくなるなど不便が重なります。応急的に屋外灯の電源ブレーカーを落としますが照明の交換は必須となります。共用部分電盤の主電源はノーヒューズブレーカーにし分岐ブレーカーを漏電ブレーカーにする、又は規格が合えば主ブレーカーの感度電流を30mAから100mA、又は感度調整式にするなどの対応をします。
あつぎの技
平成12年3月「厚木市技能職団体連絡協議会」設立20周年を迎えるにあたり厚木市市民部勤労福祉課より発刊された。技能職という技が技術革新と機械化等による時流の波から後世に伝えられにくい環境をかんがみ、技能職の魅力を再度お伝えしたいと願った小冊子。 一部に「電気工事士」の箇所が設けられ2代目 小倉義雄から電気工事士の仕事についての思いが掲載された。(この小冊子の著作権は厚木市にあります)
屋外におけるCVケーブルの扱いについて
屋内屋外問わずポピュラーに使用されるCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)ですが我々電気工事に従事する立場で注意しているのは屋外にて接続の為に被覆を剥いた時、通常のビールテープではなく自己癒着テープで保護するようにしています。CVケーブルは被覆を向くと銅線を保護する内側の被覆が紫外線に弱く長期にわたり日光にさらされると破壊され、絶縁不良や短絡などの事故を誘発してしまいますので電気工事業界的に通常行われる措置となっています。既存施設で老朽化した電気設備の場合日常的な点検にて対処する事になります。
神電工組青年部会総会
厚木地区で理事を2年、神電工組青年部会で副会長を2年、そして会長職を賜り2期4年微力ながら組合活動をさせて頂きましたが本総会を持ちまして45歳定年を迎え卒業致しました。会長職の任期中では全日電工連青年部協議会にてWG長、全関東電気工事協会青年部会副会長、神奈川県中小企業団体中央会副会長などを兼任させて頂き大変貴重な経験をさせて頂きました。親組合の皆様、関係諸団体、そして多くの方々に支えられ任期をまっとうする事が出来ました。改めて御礼申し上げます。
PCB含有の電気工作物について
PCB含有の疑いのある電気工作物には変圧器・コンデンサ(高圧・低圧)蛍光灯安定器などがあります。三菱電機照明 東芝ライテック 岩崎電気 日立 パナソニック(旧松下電工)ではホームページより品番検索で確認が行えますが現存しないメーカーなどの場合確認の術がない場合があります。各自治体より所有施設に設置されているPCB含有設備の有無について連絡等が届いた、又は所有設備について確認等が必要な場合について対応をしております。
安定器通しの離隔と配置
不点灯などの原因で修理に向かうと安定器を一か所にまとめている施工があります。図面や記録などで番号をふるなどして器具と安定器が組として把握できる環境であることが望ましく思います。又スペースに収める為に離隔がとれていないケースも見受けられます。 鉄芯構造ということもあり放熱の意味もありますので配置は注意が必要です。
サイトをオープンしました
長年の電気工事に携わった蓄積と経験を生かし社会、そしてお客様に貢献出来るよう邁進してまいります。どうぞ宜しくお願い致します。
神電工組青年部会20周年
神奈川県電気工事工業組合の次代を担う青年部会が20周年を迎えました。大会式典でのご来賓は関東のみならず全日本の役員関係の方、関係諸団体の方々からも参加を頂き盛大に行われました。
地上波デジタル研修会
サン電子様の協賛を得て地元青年部会が主催する地上波デジタル研修会に参加しました。
地上波デジタル放送は2003年12月1日から始まりましたが施工者側でもその内容や工事資材、2011年7月24日でアナログ放送が終了しますがそれまでの移行期間についての変換方法について再確認する機会を得ました。アナログ放送に比べデジタルでは受信レベルがより明確になる為試験調整がより見える化するようになりますので視聴するにあたっての許容レベルが分かりやすくなります。
初期のテスターにあたるもの
倉庫の奥深く、古い木箱のようなものを発見しましたが蓋を開けてみるとVとAの記載がありましたので昔のテスターではないかと推察します。データロガーもそうですがブラウン管テレビが薄く軽くなったように今やカードサイズのテスターも昔は計測する事も一つの作業になったのかもしれません。
神奈川県電気工事組合青年部会表彰
第21回電気工事業全国大会東京大会にて神奈川県電気工事組合青年部会が表彰を受けました。
第12回全関東技術競技大会
社団法人 全関東電気工事協会が主催する技術競技大会が東京枝川の東京電力技能訓練所にて開催されました。電柱からの電源引込工事における一連の作業を行いそれに伴う調査業務までの施工技術についての競技ですが厚木地区本部青年部が神奈川を代表して参加し見事優勝を飾りました。
初期のコンクリート埋設配管
コンクリート構造物のさきがけとして厚木で最初に建てられたのはガソリンスタンドであったと先代から聞いています。その埋設配管についての工法について多くの見学者が来られたと聞いています。分電盤から出る分岐回路は今では樹脂配管が主流ですが鉄配管での隠蔽は当時画期的な方法でした。
厚木市優良建設工事 表彰
厚木市妻田小学校給食調理場新築(電気)工事にて優良建設工事表彰を受けました。 写真提供 日本工業経済新聞社
昇柱着
昔は現在のようなコンクリートの柱ではなく木の柱しか無かったのですが電気工事を行う時電柱に上がる為引掛けるカギの付いた器材を足に取り付けたそうです。濃い内容の作業では尋常でない体力を使ったのではないかと推察します。
初代 小倉幸次郎
いつ撮影されたかの記録は残っておりませんが伝えられた話では当時電気を通電させた時の確認ツールが脆弱だった事為施工する上で大変だったようです。